成人の予防歯科(OHCP)

オーラルヘルスケアプログラム
(OHCP)をはじめよう

いつまでも美味しく食事を楽しみ、若々しく過ごす為に

いつまでも美味しく食事を楽しみ、
若々しく過ごす為に

「オーラルヘルスケアプログラム」は、虫歯・歯周病リスクの精密検査を行い、その結果に基づいて患者様に最適な予防プログラムを作成し、できる限り身体的・精神的な負担を軽減しつつ、最大限の効果を得る治療を目指し、定期的なメンテナンスを続けることで口腔の健康を維持するための予防管理システムです。いつまでも美味しく食事を楽しみ、若々しく元気に過ごすために、健康な口腔環境を私たちと一緒に築いていきませんか。

What’s OHCP?

OHCPはどのようなことをするの?

当院は予防に力を入れている歯科医院です。もちろん痛みがある場合は応急処置を最優先に治療しますが、「悪いところだけ削って詰める」「痛いところだけ治す」という、一般的な歯科治療だけでなく、将来に渡り健康な歯を維持し、いつまでも美味しく食事をとることができるような状態にすることを目指しております。治療の初期段階でOHCPに沿った診療をすべての患者さまに推奨しております。

Inspection

基本検査の内容

唾液検査

唾液検査では、唾液の分泌量やお口が酸性になった際に中和する能力、また虫歯の原因となる菌の量を把握することができます。その結果によって、どのような予防法をおこなうのか計画します。

S.M菌の検査、L.B菌の検査、唾液分泌量、唾液緩衝能、カリスクリーン検査のセット:4,400円
SMT、もしくは項目ごとの単独検査:2,200円

虫歯・歯周病検査

歯1本1本の状態を詳しく調べてお口の記録を作ります。
また、歯と歯ぐきの間にある溝(歯周ポケット)の深さを測定することで歯周病の進行度を把握します。

PCRの確認(プラークコントロールレコード)

プラーク(歯垢)の付着部位を調べて記録します。 必要に応じて薬剤でプラークを赤く染め出すことで、普段ご自身の歯磨きで磨けていない箇所を患者さまにも確認していただきます。

口腔内写真撮影

お口の中を写真撮影し、記録に残します。継続的に記録することで歯の状態の観察や、予防プログラムの立案に役立てています。

レントゲン撮影・断層撮影

歯の状態を一本一本、詳細に確認し、把握するため、数本ずつブロック分けしてレントゲンを撮ります。 また、全顎の断層撮影も行い、骨の健康状態なども確認します。

Program

プログラムの内容

NO.1

予防プログラム立案

基本検査で取得したデータを元に、患者様と丁寧にコミュニケーションを取りながらオリジナルの治療と予防のプログラムを作成します。そして、その内容や将来の展望などを歯科衛生士が詳しくご説明いたします。

NO.2

初期治療(PMTC)

初期治療としてPMTC(専用の器具を使って行う、歯のクリーニング)を行い、虫歯や歯周病の原因となるプラーク(歯垢)の除去をすみずみまで行います。さらに、ご家庭のホームケアでできる効果的な歯磨きの方法もアドバイスします。

NO.3

再評価

歯周病検査とPCRの確認(プラークコントロールレコード)を再度行い、初期治療やセルフケアを行った結果に対しての再評価を行います。(再評価の結果問題ありの場合はNO.4へ、問題ないようでしたらNO.5へと進みます。)

NO.4

治療・処置

再評価の結果により、虫歯の治療や噛み合わせの確認、場合によっては親知らずの抜歯なども行います。歯科衛生士による初期治療で改善しなければ、歯周外科処置を行うこともあります。

NO.5

メインテナンス

1〜6ヶ月に1度の割合など、個別の予防プログラムに基づいた間隔で、定期的にお口の状態に合わせた最適なメインテナンスを行います。

『 予 防 歯 科 が 大 切 な 理 由 』

再治療の負のループを断ち切るために

実は、歯に問題が起きたときだけ歯医者さんで治療をしても、ご自身の歯を生涯にわたって保つことは困難です。

日本臨床歯周病学会 資料(長崎大学・新庄文明教授のデータ)より一部改変

なぜむし歯や歯周病になるの?

1グラムの中に1,000億個!お口の中の秘密

お口の中には、なんと700種類以上の細菌が住んでいることをご存知ですか?

これらの細菌は、プラークと呼ばれる白い膜を作り、むし歯や歯周病を引き起こす原因となります。実に、プラーク1gの中には1000億個もの細菌がひしめき合っています。

むし歯や歯周病になってしまった場合は、歯科医院での治療が不可欠です。しかし、治療だけで終わらせるのではなく、予防も同時に進めることが大切です。

なぜなら、歯の病気は一度治っても、原因となる細菌がお口の中に残っていれば、再び繰り返してしまうからです。

これは、蛇口から水が漏れてバケツに水が溜まるようなものです。バケツの水を捨てても、蛇口を閉めなければ、またすぐにバケツがいっぱいになってしまうでしょう。

歯の治療はバケツの水を捨てることにあたり、予防は蛇口を閉めることに当たります。

お口の健康を維持するためには、精密な治療と予防の両輪が大切です。

歯科医院での定期的な検診と、毎日の正しい歯磨き習慣を身につけることで、健康な歯を長く保ちましょう。

抜歯の原因と予防歯科の重要性

5回も治療を繰り返すと…歯がなくなる原因とは?

歯を失う主な原因として、何度も繰り返される治療が挙げられます。研究によると、抜歯になった歯は平均5回の再治療を受けていたそうです。これはなぜでしょうか?

再治療を繰り返す3つの理由

 1.歯は一度失うと元に戻らない: 治療では、失われた歯や骨を人工物で補います。しかし、天然の歯のようには完全な回復は難しいのです。

2.原因の解決: 治療だけでは不十分です。歯のトラブルの原因を根本から解決しなければ、同じ問題が繰り返されてしまいます。

3.人工物の寿命: 人工物は経年劣化します。時間が経つと、再び治療が必要になることがあります。

再治療の悪循環

これらの理由から、治療を繰り返すうちに歯はますます弱くなり、最終的には抜歯になってしまうことがあります。これは、歯の健康にとって非常に悪循環です。

予防歯科の目的

予防歯科は、オーラルヘルスケアプログラムの実践によってこの悪循環を断ち切り、生涯にわたって健康に歯を保つことです。歯のトラブルを未然に防ぎ、治療回数を減らすことで、歯の寿命を延ばすことができます。

診療コンセプトにかける想い

皆さんはどんな時に歯科医院に行かれますか?おそらく、「何か歯に問題が起きた時」という答えが圧倒的に多いのではないでしょうか。

確かに、問題のある歯を精密に治療し、元通りに使えるよう美しく自然に仕上げることは非常に大切です。一方で、山形県酒田市で開業されている熊谷崇先生は、来院される患者様に対し、歯の治療だけでなく、歯を守る方法やその重要性を日々熱心に伝え続けた結果、酒田市は日本全国で一番むし歯の少ない地域となりました。

当院もそんな熊谷先生の情熱に感銘を受け、ここ荏原中延周辺にお住まいの方々が口の悩みから解放され、いつまでも美しい笑顔で楽しく食事ができるよう貢献したいと願い、開院いたしました。

患者様の心に寄り添った診療を心がけ、二人三脚でお口の健康を守りながら、患者様と末永くお付き合いできたら幸いです。

予防歯科 一般・小児歯科

大原歯科医院

診療時間
09:00-13:00
15:00-18:30

休診日:木曜・日曜・祝日  △土曜17:30迄
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