お口の中には、なんと700種類以上の細菌が住んでいることをご存知ですか?
これらの細菌は、プラークと呼ばれる白い膜を作り、むし歯や歯周病を引き起こす原因となります。実に、プラーク1gの中には1000億個もの細菌がひしめき合っています。
むし歯や歯周病になってしまった場合は、歯科医院での治療が不可欠です。しかし、治療だけで終わらせるのではなく、予防も同時に進めることが大切です。
なぜなら、歯の病気は一度治っても、原因となる細菌がお口の中に残っていれば、再び繰り返してしまうからです。
これは、蛇口から水が漏れてバケツに水が溜まるようなものです。バケツの水を捨てても、蛇口を閉めなければ、またすぐにバケツがいっぱいになってしまうでしょう。
歯の治療はバケツの水を捨てることにあたり、予防は蛇口を閉めることに当たります。
お口の健康を維持するためには、精密な治療と予防の両輪が大切です。
歯科医院での定期的な検診と、毎日の正しい歯磨き習慣を身につけることで、健康な歯を長く保ちましょう。