小児マウスピース矯正 ご使用ガイド

お子さまのマウスピース矯正(インビザライン・ファースト、エンジェルアライナー小児用など)の使い方をまとめたページです。装着日にご説明した内容を、ご家庭で見返したいときにお使いください。

1. 入れ方

  • 指で押して入れます。ほっぺたを挟まないように気をつけてください。
  • 最初は入れにくいと感じると思います。慣れるまでは、鏡を見ながら入れてみてください。1か月もすれば、みなさん鏡なしで上手に入れられるようになります。

噛んで入れないでください。マウスピースが変形してしまいます。

お子さまは、気になって噛んでしまい、変形させてしまうことが多いです。気になっても食いしばらないように、声をかけてあげてください。

2. 外し方

なるべく裏側(ベロ側)から外してください。表側から下へ引っ張るように外すと、歯についている小さなでっぱり(アタッチメント)が取れやすくなります。

アタッチメントは、使っているうちに取れることがあります。取れても、あまり気にしなくて大丈夫です(対応は「7. 困ったとき」)。

3. つける時間

1日最低20時間以上、できれば22時間を目指しましょう。食事と歯みがきのとき以外は、つけっぱなしが基本です。

水やお茶など、砂糖の入っていない飲み物はつけたままで大丈夫です(お茶は黄ばみに注意)。

取り外しは1日5回まで(朝・昼・おやつ・夜)が目安です。

4. 最初の数日(違和感・口内炎・締め付け)

最初は、歯の痛みよりも、マウスピースをつけたことによる違和感のほうが気になるかもしれません。

  • 話しにくい、飲み込みにくい
  • アタッチメントやマウスピースの縁、ボタンが当たって口内炎ができる

どれも3日目くらいがピークで、1週間ほどで慣れてくることがほとんどです。

口内炎ができたとき

こすれて痛みが出ても、そのまま様子を見ているうちに慣れて良くなることが多いので、まずは様子を見てください。ひどくなってしまったときは、市販の口内炎の薬(軟膏やシールタイプ)を使っていただいて大丈夫です。日中はこすれて薬が取れやすいので、夜寝る前に使うのがおすすめです。

歯の痛み・締め付けについて

  • 装着日とその翌朝は、鈍い痛みが出やすい時期です。今日・明日・明後日が山場で、2、3日で慣れてくることがほとんどです。
  • 1週間ほどで、締め付け感はほとんどなくなります。
  • 次のマウスピースに替えると、また最初のうちは締め付け感が出ます。これを繰り返しますが、歯が動き始めると、だんだん痛みは出にくくなっていきます。

痛みが強くてつらいときは、遠慮なくご連絡ください。

5. 交換のルール

基本は7日ごとの交換です。同じ曜日に交換すると、管理しやすくなります。使い終わったマウスピースは、捨てずに洗って保管しておいてください。次のマウスピースをなくしてしまったときや、長い間マウスピースを使えなかったときは、前のマウスピースに戻ることがあるためです。

会食や旅行などで、あまりつけられなかった週があったときは:

  • 次のマウスピースが問題なく入る → そのまま交換して大丈夫です
  • 次のマウスピースに、いつもと違うきつさを感じる → 今のマウスピースをもう1週間使ってみてください。曜日がそろったままなので、管理しやすくなります
  • 迷ったら → LINEでご相談ください

6. 一部が少し浮いてきたとき

進めていくうちに、計画より動きがゆっくりな歯が出てきて、一部分が浮いてくることがあります。マウスピース全体がしっかり入りきっていて、一部分だけが少し浮いている程度なら、あまり気にしなくて大丈夫です。

浮いている部分は、その部分がしっかり歯にはまるように、指で押してはめ込んでみてください。

浮きが気になる方には、来院時にチューイー(マウスピースをしっかりはめ込むための、噛んで使う小さなシリコンの道具)をお渡しします。マウスピースをつけた状態で、浮いている部分のあたりでチューイーを数分ほど噛むようにしてください。

マウスピースそのものを噛んで入れると変形してしまうので、噛むときは必ずチューイーを使ってください。

特に浮きやすいのは、大きく歯を動かしている部分と、歯の形から浮きやすい次の歯です。

  • 上の、前から2番目の歯
  • 上下の、前から4〜6番目の歯

マウスピースを交換するときに、これらの歯がしっかりはまっているか、ご自身でも確認していただけると助かります。

マウスピース矯正は、動かせるところから順に動かしていく治療です。途中で追加のマウスピースを作るのは計画どおりの流れで、そのときに動きがゆっくりだったところを、また動かしていきます。

7. 困ったとき

こんなときまずこうしてくださいご連絡が必要なとき
アタッチメントが取れたマウスピースをつけて、浮きがなければそのまま続ける浮いてしまうとき
合わない・ゆるい次の番号のマウスピースで確かめるそれでも合わないとき
乳歯が抜けた基本はそのまま続ける気になるとき
壊れた・なくした次の番号へ進み、交換カレンダーに【破損・紛失】と書いておく入れにくい・痛いとき、2個以上続けて壊れた・なくしたときは、すぐに(作り直しが必要な場合の費用は、来院時にご案内します)

8. ゴムかけがある方へ

ゴムは1日ごとに新しいものに替えて、なるべく毎日使ってください。

9. お手入れと保管

  • マウスピースは1週間で交換する、使い捨てに近いものです。食事で外したときに、水でさっと手洗いするだけで構いません。市販の洗浄剤は使わないでください(透明感が失われます)。
  • カレーやお茶、赤ワインなど色のつきやすいものを食べたあとにそのままつけると、マウスピースに色がつきます。気になるときは、歯を磨いてからつけるか、交換の直前に食べて、次の日から新しいマウスピースにするとよいです。
  • フロスを1日1回使いましょう。
  • すぐに歯みがきできないときは、うがいやお茶でお口をゆすいでからつけましょう。
  • 毎晩の寝る前に、フッ素でのうがいかジェルを使いましょう(量や方法は担当の衛生士からご案内します)。
使わないときは、必ずケースにしまってください。ティッシュにくるんで置いておくと、ごみと間違えて捨てられてしまうことがとても多いです。

10. 写真の送り方

困ったときは、マウスピースをつけた状態の写真をLINEで送っていただくと、判断しやすくなります。

次の2枚を撮ってお送りください。

  1. 全体を正面から:口を開けて、マウスピース全体が写るように
  2. 気になる所を真横から:浮いている所に近づいて、歯とマウスピースのすき間が見える角度で。ピントを浮いている所に合わせてください

明るい場所で、指やミラーで頬を少し広げると撮りやすくなります。

写真の撮り方の例。①全体を正面から、②気になる所を真横から

11. 続けるコツ

うまく続いているご家庭に共通しているのは、お子さま自身が前向きに取り組んでいることです。つける時間が足りない日があっても、責めなくて大丈夫。生活のどこが難しいか、一緒に考えますのでご相談ください。

12. ご連絡先

少しでも気になることがあれば、小児マウスピース矯正専用のLINE相談窓口へお気軽にどうぞ。診療時間内に担当者から順次返信します。木曜・日曜・祝日は休診のため、その日や夜間にいただいたご連絡は、翌診療日以降のお返事になります。

次回以降のご予約

当院でマウスピース矯正中の方は、Web予約から専用の枠でご予約いただけます。予約画面で「初診ですか?」に「いいえ」を選び、一番下の「【マウスピース矯正中の方専用】」をお選びください。

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最終更新日:2026年10月9日