近年、「話す、食べる、飲み込む、息をする」などお口の動作や、「指しゃぶり、お口ポカン、頬杖、寝方」などの癖や習慣が、歯並びやお顔の成長に影響を及ぼすことが分かっています。

当院では、お子様一人ひとりのお口の使い方や成長発達などをしっかり見極め、必要に応じて食育指導や悪習癖の改善を目的とした口腔筋機能療法(MFT)を行っております。

例えば、歯並びに悪影響を与える代表的なものとして指しゃぶりがありますが、赤ちゃんのうちはお子様の成長発達にとって必要な行為なのでたくさんさせた方が良いでしょう。

しかし、4歳になっても指しゃぶりをしていると、30%くらいは将来的な歯並びに問題が出てしまうというデータがあります。

そのため、お子様のご年齢や成長発達の段階、指しゃぶりをするタイミングや頻度などを考慮し、このまま様子を見てもいいのか、もしくは指しゃぶりをやめさせる方法を検討するか、場合によっては専門機関へのご紹介が必要かなど、お子様一人ひとりに合わせてご相談しながら一緒に考えていきます。