お子さまのむし歯予防において大切なこと

お子さまのむし歯予防において大切なこと

2022年8月31日
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むし歯は、お口の中にいるむし歯の原因菌が作る酸によって歯が溶けてしまう病気です。

しかし意外なことに、原因となる細菌がお口の中にいるだけではむし歯にならず、そこに細菌の栄養源である糖が合わさると、むし歯の原因菌がプラークと酸を作ってむし歯ができるのです。

極端な例ではありますが、砂糖を食べる習慣がなかった原始人や、砂糖を一切摂取しないモンゴル民族の歯を調べたところ、歯を磨く習慣がないにも関わらず一本もむし歯がなかったことが分かっています。

そのため、むし歯予防の観点でいうと、歯磨きがもちろん大切ですが、それ以上に食習慣や生活環境が重要になってくると言っても過言ではありません。具体的には、砂糖が含まれる飲食物を摂取する頻度や時間、飲食物に含まれる砂糖の量や粘度などがむし歯リスクを大きく左右します。

現代においては、砂糖を摂らないことは不可能に近いので、一人ひとりのむし歯リスクを見極めて、砂糖を摂る機会とお口ケアのバランスを上手く保ち、むし歯にならないお口の環境を維持することが目標です。

当院ではなるべく子育てや育児の妨げにならないよう配慮しながら、一人ひとりに合わせたお子様のお口の健康を守る方法を考えていきます。