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妊 娠 中 の お 口 の ア ド バ イ ス

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実はお子様の歯は、赤ちゃんがお腹の中にいるうちから作られています。
そのため、妊娠中はタンパク質やカルシウム、ビタミンや鉄分など様々な栄養源をバランスよく摂ってあげることがお子様の健康な歯を作る第一歩となってきます。栄養不足ですと、お子さまの歯に形成不全を起こしてしまう可能性などがございます。
また、歯周病にかかっている妊婦さんは、早産や低体重児のリスクが上がるという報告がありますので、生まれてくるお子さまのためにも、お母様のお口の健康を気遣いましょう。

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妊娠中はつわりによって歯磨きがしにくくなったり、嗅覚が過敏になったり、食事の好みや回数が変化してむし歯リスクが上がる可能性があるため、ヘッドの小さい歯ブラシを使ったり、歯ブラシができないときは食べかすを洗い流すためにブクブクうがいするなど工夫してあげると良いでしょう。
食の嗜好の変化によって甘い食べ物や飲み物を摂る機会が増えるかもしれませんが、砂糖の多い飲食物や酸性食品をだらだら摂るのはなるべく控え、甘いものはキシリトールや人工甘味料などで代用できると良いでしょう。
特に、歯科医院専売のキシリトール100%ガムは、妊娠6ヶ月から生後9ヶ月まで1日4個お母様が食べた場合、お子様のお口の中のむし歯原因菌が半分に減ったというデータがあるのでお勧めです。
また、ホルモンバランスの変化によって歯肉の炎症が起きやすく、親知らずや歯周病があると腫れやお痛みが出やすく、注意が必要です。
その他、口腔乾燥や知覚過敏など様々な症状が出ることがあります。

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もし妊娠中にお口の中に問題が出てしまった場合、母子の健康を考えると積極的な歯科治療は望ましくありませんが、もし治療が必要な場合には妊娠中期の5〜7ヶ月が良いとされています(妊娠初期はお子様にご負担が、妊娠後期は母体にご負担がかかるため)。
当院では、つわりによって歯磨きが難しい場合や、お口のことで何かお困り事がある際には、母子に無理のない出来うる範囲でお口のケアをさせていただいておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。