お子さまの歯の治療に関して

お子さまの歯の治療に関して

2022年9月3日

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当院では、むし歯で歯に穴が開いてしまったり、転んで歯が欠けてしまった場合など、お子様の歯の治療も行っております。

ただし、乳歯(子どもの歯)は数年で生え変わるため、永久歯に影響がでない限りはあまり歯の治療に拘る必要はありません。

かえって、お子様が嫌がっている状況で無理やり麻酔をしたり歯を削ったりして恐怖心を植え付けてしまうことや、協力が得られず精度の低い治療になって再発してしまう方がマイナスです。

そのため乳歯の時期は、永久歯(大人の歯)に問題を起こさせないための予行練習期間と考えましょう。

例えば、もし乳歯にむし歯ができてしまったなら、それはこのままいくと永久歯もむし歯にさせてしまう危険信号なので、まずはむし歯ができた原因を究明して対策を練ることが先決です。

なぜなら、永久歯はその名の通り、お子様にとっては100年近く使う替えのきかない歯で、一度できたむし歯は二度と元に戻らず、じわじわと歯の寿命を縮めていってしまいます。

そのため、乳歯のむし歯治療にこだわるより、永久歯をむし歯にさせないことが第一優先です。

また当院では、無理やり押さえつけたり、お子様をぐるぐる巻き(レストレーナー)にするような抑制治療は行なっていないため、治療の必要性が高い場合には、お子様のご協力を得ながらなるべく痛みや恐怖心を与えないよう配慮して治療を行なってます。

治療の緊急性が高く、どうしてもお子様のご協力が得られない場合や、大きな手術や長時間を要する高度な治療が必要な場合には、大学病院の小児歯科と連携を取りながら治療を行なっております。